広島駅南口は、2025年春の開業を目指して再開発真っ最中です。これが完成すると駅前の賑わいは一気に加速すると言われています。テナントを選ばれる時は、将来の変化も視野に入れた物件選びが重要なので、広島市の再開発に詳しいモワ企画へご相談ください。
広島駅南口は、近年、再開発が進み大きく変貌を遂げようとしています。
歴史を辿ると、広島駅周辺は、1990年代の終盤から再開発が進められ、西側には、地元のデパート「福屋(ふくや)」の入居するエールエールA館と広島駅につながる地下道が1999年に完成しました。しかし、広島駅南口の東側の開発はなかなか進まず、古くからある市場などの古い街並みが21世紀まで残っている状態でした。レトロな雰囲気が、特定の人々に支持されていたこのエリアは、かつての駅北口と同様に、独特の雰囲気がありました。
しかし、2010年代に入ると、事態が大きく動き出しました。東側の再開発が始まり、2016年には地下2階、地上52階建てのタワーマンションや家電量販店の「ビッグカメラ」やホテル、パチンコ店、医療機関などが入居した「シティタワー広島・BIG FRONTひろしま」が開業したのです。広島駅南口を出てすぐの地下道から直接建物に入ることができるようになりました。
また、再開発前に存在した地域のお店がテナントとして入居しています。「近未来的な建物」と「昔ながらのお店」というコントラストが非常に味わい深い街並みになっています。
さらに、駅に近いエリアも、2010年代になって開発が始まり、2016年末〜2017年には、家電と本屋を融合させた店舗「蔦屋家電」や、タワーマンションを擁する「グランクロスタワー広島・EKI CITY広島」が開業しました。
近未来的なデザインのこの施設は、中心テナントの「蔦谷家電」や「スターバックス」などが入居していることもあり、広島市の新たなおしゃれスポットとして人気を呼んでいます。ガラス張りの大壁面が駅前広場の景観に明快なアクセントを与え、施設周囲のオープンスペースなどの歩行者空間や旧愛友市場を思い出させる愛友ウォークがエリアの回遊性や滞在性を高め、賑わい空間を創出していることが新たなランドマークとして、広島市の陸の玄関口にふさわしい街並みの形成に大きく貢献しています。
しかし、これで再開発は終わったわけではありません。
広島駅の改装に伴い、広島市内を走る路面電車が一部高架化し、広島駅の2階に乗り入れできるように改装されると言われています。2階の路面電車が進入する空間は、広島駅中央口改札や新幹線口改札から段差なくフラットに繋がり、広島駅と歩行者空間、商業施設が一体となって、魅力的な空間を創出します。また、駅ビル1階に整備される駅前広場とも繋がり、利用しやすい公共交通ネットワークを形成します。開業は、2025年春の予定で、再開発の目玉になっています。
また、同年春には、現在の広島駅ビルが立て替えられ、広島新駅ビルが開業します。 新駅ビルには、地上7階から20階はJR西日本ホテルズが運営するホテル「ヴィスキオ」や地下1階と2階から6階には大型商業施設、松竹のシネマコンプレックスなどが出店予定となっております。テナントは約100店舗以上になるのではないかと言われております。多種多様なテナントということは、ファッションはもちろん、雑貨店、飲食店、サービス店舗などが出店すると思われます。2階に路面電車を迎える「広場」と機能的な「新駅ビル」が一体的に整備され、広島市の新しいシンボルとなることでしょう。
こうした再開発により、新駅ビルは、広島県・瀬戸内の玄関にふさわしく、広島市に新たな賑わいや交流、感動を創出する施設がたくさん出来ます。 新幹線を利用することで、東京はもちろん、近場の関西地方、岡山県、山口県と広域な拠点をカバーすることのできるオフィスやテナントを計画する事が可能になります。駅の改装に伴い、広島市民の足として馴染みのある路面電車も駅の2階に乗り入れるようになることで、JRへのアクセスがさらに便利になります。また、路面電車のルートも少し変更になりますので、人の流れも少し変わると予測される為、こうした変化を鑑みて店舗オフィスやテナントの物件を選ばれることもオススメです。新幹線やJR線が利用でき便利な場所なので、営業や出張に訪れたサラリーマンをターゲットにした飲食店などのテナントの物件にもおススメです。実は、単身向け・ファミリー向けのマンションやアパートといった住居も多いこのエリアは、再開発によってますます便利になり、住みやすい街に変貌していくことでしょう。従来の古い住宅街から、広島市の中心街へと駅周辺は進化を続けていくのです。