本通りエリアの特徴

広島市で一番人通りが多いエリア

本通りエリアは、国際平和文化都市ひろしま及び中四国地域を代表する広域型商店街「広島本通商店街」がメインで、一般的には「本通り」 という呼称で広く親しまれており、「広島PARCO」から「平和記念公園」まで、東西に577m伸びたアーケードタイプのショッピングストリートで、中国・四国地方で最大の規模を誇り、平日は6万人、休日になると10万人もの人出で賑わっています。

原爆ドームや平和記念公園からも歩いて行ける広島本通り商店街は、平和大通りに平行に走っており、広島のメインストリートといってもよいでしょう。観光のおすすめコースにも必ずオススメされるこの商店街。その魅力は何といってもそのテナントの数です。約200の商店が立ち並んでいます。広島城を築城する際に、城下の中心部を横断していた西国街道が始まりとされており、創業100年以上の老舗が多いのも特徴です。周辺に進出しているデパートなどの大型店とも共存して、商店街もますます活性化しています。アーケードタイプなので雨の心配もなく、屋根も高いので圧迫感もありません。周辺のホテルからのアクセスも良く、レストランやカフェはもちろん、ファッション、生活雑貨、ドラッグストア、文具、書店など、全国規模の最新店舗や広島のトレンド発信地の本通り商店街で、幅広いニーズに応えられ、すべて取り揃えられるほどです。ちょっと空いた時間に、ぶらぶらと散策してみたら、思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません。また、広島の名物と言えば「お好み焼き」ですが、新名物として「汁なし担担麺」があり、「今日のお昼ごはんは何にしよう」とお店を迷ってしまうほど飲食店のお店もあり、おいしそうと思ったところに飛び込んでみるのもありかもしれません。ガイドブックに載らない隠れた名店を探すのも楽しいと思います。散策に疲れたら、カフェで休憩したり、夜はかき小屋で広島の味を堪能でき、いつ行っても満足できる商店街です。 また、平日・休日問わずに、多様な駐車ニーズや利用者層があり、「紙屋町へ打合せ・通勤」、「そごう広島店でショッピング」、「広島城・原爆ドームで観光」など、安い最大料金、提携割引、予約サービスなどのニーズも多く利用されています。

本通り商店街で、朝一番で賑わうのは「広島アンデルセン」。周辺のホテルに宿泊して、朝食はここで、という人も多いベーカリーです。

「広島アンデルセン」は、1925年に、旧三井銀行広島支店として竣工され、様々な歴史をくぐり抜けてきました。その建物を活かして、「食卓に幸せを運ぶ”」をキャッチフレーズに掲げ、1967年10月に「広島アンデルセン」が誕生しました。そして、パンのある豊かな暮らしを届けたいと考えた結果、現在と同じようにお花、洋菓子やワイン、デリカテッセン、レストランまであるという、ベーカリーという概念に捉われることのない新しいベーカリーショップと変貌してきました。それから約半世紀、これまでも3度ほど改装をしてきましたが、老朽化を理由に、たくさんの思い出がつまった建物に一旦別れを告げて、2016年1月に旧建物での営業を終了しました。

そして、2020年8月、約4年半の時を超えて、全面建て替えをし、新しく生まれ変わりました。建物もデンマークのモダンな要素を加えたデザインになり、内装はコンクリートのスタイリッシュさと、白木・白壁と木製リブのモチーフがアクセントとなって北欧を表現しています。オープン以来、地元に根づき、今でも自分たちの大切にしてきた想いや商品を変わらず届けてくれております。

Shun=創業者、高木俊介さんの志を受け継ぎ、多彩な「Shun」の実りと、「Shun」の楽しさが集まるお店をコンセプトに、採れたてのおいしい旬が時間をかけて熟成される旬など、ここにしかないおいしさ、楽しさがあちこちにあることでしょう。

本通りエリアは、広島市の中心市街地の商業集積地である「本通商店街」の玄関口に立地する約1.5haの市街地再開発事業を予定しており、新たな再開発計画があることが明らかになりました。

対象地区は鯉城通りの「本通交差点」東側で、本通り商店街を中心とした一帯です。南北に2棟のビルを建て、高層階をオフィスやホテル、マンションなどを入れ、低層階は、デッキで商店街の南北を繋ぎ、商業や広場機能を持たせるそうです。最短で10年程度での完成を目指す予定です。

主に若者向けの衣料や雑貨店などのテナントが入っているファッションビル「サンモール」も若者に根強い人気があるものの、1972年開業の施設は老朽化が進み、郊外を中心に近年、大型の商業施設やテナントが相次ぎ出店しており、一帯の集客力の低下が課題となっています。そんな「サンモール」も建て替えに伴い、周囲に店舗テナントや事務所などの入る最大で地上50階程度の再開発ビルを建設する予定です。完成は2024年度を見込んでいます。本通りの再開発は、商店街の玄関口にふさわしい、新たなランドマークを作り上げていく事でしょう。